珠玉の言葉がたくさんあるので、引用させていただきます。
「投資家にとっての「電子・金融空間」は、「大きすぎて潰せない」を逆手にとった、リスクは有限でリターンは無限大という空間だったが、雇用者にとっての「実物投資空間」は、賃金が増えないという点でリターン・ゼロ(ないしマイナス)で、失業すると収入がゼロになるのでリスクは無限大という空間であった。この二つの空間を連結すれば、リスクとリターンは見合うのだが、雇用者は二つの「空間」を自由に行き来することはできない。「実物投資空間」の中で労働市場規制を緩和して、「努力すれば報われる」と主張しても空虚なのである。」
「従来、マネーは銀行の信用創造機能によってつくられた。それには所得が増加してある程度貯蓄率が高くなければなららい。しかし、交易条件の悪化で所得の増加率が鈍化してしまったので、銀行を通じて創造されるマネーは従来のようには増えなくなってしまった。そのため金融・資本市場を自由化することによって、資産価格の値上がりによって利潤を極大化するほうがはるかに効率的となった。そこで米政府は、商業銀行の投資銀行化を政策的に後押ししたのである。」 包括利益重視のIFARSの背後にこういう視点を見ておかなければいかんと。
「時間を神に返還する金利ゼロ」はすごい言葉。
以下は竹田青嗣氏著書からの引用孫引き。「人間社会は、蓄財の技術を見出して以来、生命維持についての相互的な不信の構造に巻き込まれた。ここに国家形成の本質がある。人間社会は、普遍闘争状態の抑制の原理として『覇権の原理』しかもたなかった」
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