2012年2月26日日曜日

岸田一隆「科学コミュニケーション」読みました

心の叫び・・は結局そこにいくということで。

2012年2月25日土曜日

浅野裕一「儒教 ルサンチマンの宗教」読みました

存在が不可思議というか・・・。今後長期的には存在感を失う方向のような気がしますが。

2012年2月19日日曜日

中竹竜二「人を育てる期待のかけ方」読みました

多様性をスタイルとして認知する、全体性としてつかむ、というところが肝と理解しました。企業も他者理解能力の多寡で勝負が決するような世の中になってまいりました。昨日の山口高弘さんのお話とも重なりますが、体験の積み重ねが経験を形成する、その人間観がますます重要になります。

藤沢数希「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」読みました

現状分析が素晴らしいです。流動性の罠、グローバリゼーション=熱力学第2法則の比喩を使っての利潤率低減法則の説明、グローバルインバランスとその巻き戻しの話は、過日読んだ浜先生の、裏基軸通貨としての円のお話と符合します。水野先生の力作を裏打ちする、わかりやすい本質を抽出した良書と感じました。
教訓は、リンケージということで、ウォーラーステインのいう中心と周縁の関係がどんどんトレードオフ的な入れ子状態に変化していて、この変化は不可逆的で、かつ範囲を急速に広げているということ。望むらくは、エネルギー問題について、外部経済の化石燃料の希少化がもたらしている市場の失敗を見据えた施策展望でしょうか。

2012年2月16日木曜日

枝廣淳子「エネルギー危機からの脱出」読みました

わかりやすく、幅広い。なんという才能。同い年ということで絶望します。
この本と直接結びついてはいないのだけれど、バレンタインに、エネ庁の総合資源エネルギー基本問題委員会の、あの委員長や経済産業省の事務局の面々にチョコを配られたとのこと。坊主憎けりゃ袈裟まで式の私のような馬鹿男の狭量といかに遠い位置におられることか。これが女性の素敵さでしょう。

2012年2月5日日曜日

水野和夫「終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか」読みました

珠玉の言葉がたくさんあるので、引用させていただきます。


「投資家にとっての「電子・金融空間」は、「大きすぎて潰せない」を逆手にとった、リスクは有限でリターンは無限大という空間だったが、雇用者にとっての「実物投資空間」は、賃金が増えないという点でリターン・ゼロ(ないしマイナス)で、失業すると収入がゼロになるのでリスクは無限大という空間であった。この二つの空間を連結すれば、リスクとリターンは見合うのだが、雇用者は二つの「空間」を自由に行き来することはできない。「実物投資空間」の中で労働市場規制を緩和して、「努力すれば報われる」と主張しても空虚なのである。」


「従来、マネーは銀行の信用創造機能によってつくられた。それには所得が増加してある程度貯蓄率が高くなければなららい。しかし、交易条件の悪化で所得の増加率が鈍化してしまったので、銀行を通じて創造されるマネーは従来のようには増えなくなってしまった。そのため金融・資本市場を自由化することによって、資産価格の値上がりによって利潤を極大化するほうがはるかに効率的となった。そこで米政府は、商業銀行の投資銀行化を政策的に後押ししたのである。」 包括利益重視のIFARSの背後にこういう視点を見ておかなければいかんと。


「時間を神に返還する金利ゼロ」はすごい言葉。

以下は竹田青嗣氏著書からの引用孫引き。「人間社会は、蓄財の技術を見出して以来、生命維持についての相互的な不信の構造に巻き込まれた。ここに国家形成の本質がある。人間社会は、普遍闘争状態の抑制の原理として『覇権の原理』しかもたなかった」