2011年10月23日日曜日

無能唱元「人蕩術極意」読みました

シンプルで驚くべき内容でした。
5つの本能的衝動。
①生存本能
②群居衝動
③自己重要感
④性欲
⑤好奇心
こう整理していただいただけで大収穫です。
「お礼におっぱいしゃぶらせてください」はまいりました。本能的衝動の再帰的自覚に基づく行動は幸せへの道であります。白隠の、子ともを預かる話は本当にそうだと思います。性欲問題のリアルをきちんと意識して仏教の本質にここまで迫っている本は無いのではないでしょうか。清水先生の道です。

副島隆彦「なぜ女と経営者は占いが好きか」読みました

故清水佑三先生の得意領域に副島先生がチャレンジしたということで感慨を禁じえません。
陽根信仰が象徴です。
あと、普遍主義=world valuesは、私自身がやや無自覚ではありましたが、実践の中心軸に置いてきたつもりです。出光佐三とアダム・スミスとに共通価値を見出そうとする姿勢です。

2011年10月16日日曜日

林真理子「下流の宴」読みました

文学の角度からこの問題に迫ると、またいろいろな角度があることがわかります。
翔の「頑張る」世界への忌避、嫌悪の根拠のようなものは何か(ここが一番本質問題かもしれないが、今の時点で私は答えの予感を得ることができない)。しかし、異なる価値観の相手を尊重する姿勢は持っていて、その両立というのは、成熟社会市民としての良識を示しているような気もすること。翔は、時間軸の観点からも、両者の平和的共存について、リアル・透徹した眼を持っていると思われ、その点では珠緒の成熟度を上回っていること。一方で、試行錯誤から得られる尊厳の深まりという、両者の「架橋」可能性の、まさに橋のたもとに立てていないことの悲しさもあるということ。等々。

副島隆彦「あと5年で中国が世界を制覇する」読みました

中国に対する基本的視座のようなものを学びました。
「二つの海底」について。これは菅野稔人氏も指摘していますが、金融資本主義の混乱期にあっては、相対的に国家権力の重要性が増し、そこに継続的良心を配分しようとしている中国共産党のような組織の世界内プレゼンスは上昇していくのではないかという見方があると思います。
もう一つの、台湾・チベット・新疆ウイグル自治区問題の方が、早く是正されるのではないかと直観します。これは外交カードになり得るので。

2011年10月10日月曜日

副島隆彦「大災害から復活する日本」読みました

放射能の問題は、現在の専門知のレベルで解明されていないことも多いということを前提に、このような確率論的・決断主義的な議論もあり、ということ。多様な議論が必要である。
GE製の緊急炉心冷却装置の地震による損傷問題は本質で、畑村先生の事故調はこれに迫れるでしょうか。
あとは米国債問題で、主な買い支え先は日本・中国・サウジアラビアの3国という、こういう大局認識が大事です。
副島先生は現場立脚の方という印象を強くしました。

2011年10月8日土曜日

岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」読みました

なかなかスリリングで面白いじゃないすか。
ノーバント・ノーボールなど野球観も反映していて。最後は夕紀の生命の強みが活かされたという美しさ。野球はストップシーンがあるのでドラマになります。映画は峯岸で行きたかったですね。

2011年10月2日日曜日

副島隆彦「新たなる金融危機に向かう世界」読みました

ゴールドマンの100分の3秒のHFT=ハイ・フリクエンシー・トレードの話は驚きであり、なるほどと合点がいきました。おそらく証券取引所システムとの隣接ということも利用されているのではないか。
とにかく実物じゃない金融経済とかの規制とか言う前に、実務のレベルでの現状がどうなっているか、というこのようなお話は大変貴重で稀有と思います。逆にこういう情報が少なすぎるからこそ、単に金融規制の話が理念レベルの抽象論の世論にしかならない。最前線で戦う官僚の背後にシンパシーを持って見守る市民がいないので、古賀さんのような人が敗れ去ってそれだけになってしまう。
中央銀行国債引き受けが財政規律破綻につながるお話もなるほどで、岩田先生の震災復興国債のご提案もこういう近代常識を再確認した上で議論しなければいけないと思いました。
中国の、米国と一線画す防衛戦略もなるほどというか、BRICS新機軸体制とともにますます注視していかなければなりません。
ヒラリーに象徴させて語られていた統制経済化の方向というのは、米国経済の対症療法のように見えるが、逆手をとって、世界のより良き金融統制の突破口になる可能性も感じました。例えばHFT規制のあるべき姿も、まずは米国から出てくるのでしょう。その後歴史はどうなるかわからないので。

2011年10月1日土曜日

田村次朗・一色正彦・隅田浩司「交渉学入門」読みました

違った人と、同じ理想に到達し、価値を生み出そうとする意思と姿勢と行動が大切。