2011年6月26日日曜日

武田徹「私たちはこうして「原発大国」を選んだ」読みました

不思議な文章と感じ入りながら読みました。あとがきでその本質が少しわかりました。「非共感的」アプローチという。普通、本というのは、何らかの価値観の訴え、であるところ。スイシンについてもハンタイについても(カタカナ表記がその象徴)「非共感」だという。これが独特で本書の価値を秀逸にしている。現実に対しても学問に対してもその姿勢が一貫していて、ルーマンの「信頼」機能の社会学的な解説など、これ以上にわかりやすい噛み砕きは無いのではないかと思えるほど。
あとがきのハンセン病隔離問題のアプローチにも感動しました。終末を意識するという倫理の普遍性を考えていきましょう。

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