2011年5月6日金曜日

鈴木光司「鋼鉄の叫び」読みました

興奮するスペクタクルでありました。
忠信と菜都子の恋、妨害する雄幸の人間的いやらしさとリアリティ、をからませながら、本編の、たとえば特攻の出撃からトラブルへの気づき、帰還決意、部下の死、不時着までの描写の迫真はすばらしいと思います。峰岸の孫、高村ゆりのキャラクターも魅力的でしたね。欲を言えば、テーマである同調圧力への抵抗の勇気のあり様を、更にミクロな描写で迫っていただくと言う事なしだと感じました。
未来へのコミット力の源泉、あるいはそれが生み出されるプロセスの秘密といったものへの迫り、でしょうか。

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