2011年4月2日土曜日

藻谷浩介「デフレの正体」読みました

著者の事実立脚のすばらしさは以前から承知していたのですが、冒頭に良く知っていた太田川駅が取り上げられていたので本当にびっくりし、また感心しました。今著ではアイデア発想の豊かさもすばらしいのですが、共通しているのは、親密共同体圏内の良き自発性に依拠してお金の流れをつくりだす、というコンセプトでしょうか。生前贈与も生年別共済もそうです。以前企業年金の仕事をしていた時、単純終身年金を年金財政に「翻訳」した時に感じた感覚を思い出しましたが、「取りっぱぐれ」の感覚は、個人所有意識をベースにしている訳で。それはみんなで、という新感覚の広がりに、新しい社会の秩序を期待する、というところでしょう。

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