著者のオリジナリティが感じられる好著でした。
美醜を価値観ピラミッドの最上位に置くのは、清水祐三先生と同じだと思いました。清水先生は直観的に、シューベルトや「パパゲーノ」や長嶋茂雄や男根崇拝を扱い、論じられていましたが・・。「長嶋茂雄神社」で笑わせてくれる、あれが「感染力」なのでしょう。酒井先生のは、グローバル化の中での「リーダーシップ=よすが」論も含め、リーダー側の心情からのアプローチですね。そういう意味から、「勇気」のところは、受け手からすると、「優しさ」となるのかなと感じました。
「感染」もそうですが、宮台先生のキーワードとの関わりで言えば、「人間には自分が生きる意味が与えられていない」は「世界はそもそもデタラメである」ですし、基本的情動の直視は、「社会」ではなく「世界」との向き合い、ということになるでしょう。
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