2010年12月30日木曜日

神保哲生・宮台真司「沖縄の真実、ヤマトの欺瞞」読みました

自分のフィールドにひきつけては安全保障問題でしょうか。国家施設同士のガチンコより、サイバーだったりシーレーン、海洋資源とか、要は流通システム毀損の方がリアリスティックですね。で、それらの毀損行為が「カード」化しているということでしょう。そういう感じでは、宮台さんの言うとおり、普天間問題そのものはたいした問題ではないとも言える。

2010年12月29日水曜日

ヘイコンサルティンググループ「グローバル人事」読みました

優秀人材のリテンションが日本のみ課題化されていないという話は別のところでも聞いたので、真実なのだろう。ここが焦点。仕事には仕事で報いる、が日本の哲学。で、「自ら機会をつくりだし、機会によって自らを変えよ」とくる。機会をつくる、つくれるか、つくるのも一人じゃできない。で、企業グループで協力・共同でやる。歩み寄りだよと。挑戦せよ、一方でキャリア連続は考慮するよ。先のことは見えにくい中で、未来のことについて、相互信頼で、一時はやってみろとまかせて、また節目で「ちょっと・・」とリクエストしたりとか、要は当たり前のもちつもたれつではないか。あと、論点としては、グループ企業外社会の受け止め力。社会に同じような配慮が期待できるところがあればそちらに行く。比較考量の問題になる。そのときの企業側のアドバンテージにあるのは組織記憶力。50になっても、20の頃、あなたはどう思っていたか、ちゃんと覚えてるよ。これはアドバンテージだと思う。そういうことも含めて内発的報酬のしくみを再帰的に理解しておくこと。あとは、志を同じくする仲間の目も重要。
そのようなアドバンがありながらも、なかなか次の仕事で報えないとき、ジョブホップとなる。
表面的な従業員満足もそれなりに重要と考えれば、内発報酬感応度が人事改革のスピードを規定する。あまり急いで立派なしくみだけ入れても意味がないのはそういうこと。競争は、言われたことだけをきちんとやる人間がそれなりに多くても、幹部の工夫次第では(短期的・局地的には)勝てるのだから。

林芙美子「放浪記」読みました

叙事と叙情という区分はどこから出てきたのだろうか。叙事的感情爆発というか、しかし文章という形式に洗練されている素晴らしさ。要は人間としての雄叫びである。

2010年12月28日火曜日

高橋公「兵どもが夢の先」読みました

学生運動から労働運動へのまさに体当たり、このような人生もあるのだなと。自分にもありえたかもしれないと。
きちんと現実を見ている人には、無縁社会も育児問題もグローバル化も政治の貧困もよく見えている。
連合とか自治労の存在感のリアリティも教えていただきました。戦いのようで、単純な対立物別れでなく、競合状況から何かを生み出していくリアリティが。

2010年12月25日土曜日

渋谷望「ミドルクラスを問いなおす」読みました

ユニークネスを感じるアプローチで、かつ普遍性に到達していると感じました。
「接触項の縮小」等、無縁社会の本質と現象の描出は的を得ていると思いました。
チリやアメリカ、日本の労働運動史など、ほとんど知らないことばかりで勉強になりました。
エンクロージャーとコモンズの創出、例示としての企業内での子育て助け合いや「能力はコモンズからの借り物」との関係は、時間をかけて理解していきたいと思いました。

2010年12月19日日曜日

桐野夏生「ナニカアル」読みました

やっぱり熱く、おもしろかったです。
こういう作品は、なぜ林芙美子をとりあげたのですか、と桐野さんへの問いになっていきます。
今、放浪記を読み始めました。貧乏との戦い、生への執着がストレートです。

2010年12月11日土曜日

大澤真幸・宮台真司「『正義』につて論じます」読みました

「精神の平穏と思索がもたらす文脈自由性。ところがそこにイエスが平穏と思索を粉砕するミメーシスを持ち込み、自らの身体を以て人々をコスモポリタンへと連れていく。」
さあ、恋に落ちちゃおう。

2010年12月5日日曜日

高橋伸夫「ダメになる会社」読みました

まことにシンプル。よくみてまともな経営者を選べ。資本主義の精神の体現者を選べ。私の言葉では、リアリティのある時空想像力を発揮してよりよき姿を描いて、その実現に向かって邁進できること。

牛窪恵「ただトモ夫婦のリアル」読みました

キーワードと思ったもの。
民主主義の成熟。と対比的なソフト・ボーダー。緩い関係の内実はコモンズの尊重。これは尖閣問題と同類型。

別のところで、拿捕は行政プロセス、逮捕は司法プロセスというのを初めて学びました。