2010年4月17日土曜日

今村仁司「親鸞と学的精神」読みました

絶筆ということで力が入っていたと思います。
「横超」=「臓腑的理解」=「全体的直観」、すなわち腹に落ち、腑に落ちるという実感。

「それは、個人がこの世界のどこか(ふつうは特定の家族とその社会のなか)に生誕し、そこで心身ともに成長し、あるときから菩薩心を発して、智慧の探求へ向かう過程の中に入り、まずは世俗道徳を実践し、ついで世俗道徳と同時平行して非世俗的な倫理(ここでは絶対他力に念をかける)を実行し、それの不十分と矛盾を乗り越えてついには絶対他力への乗托の境地を獲得する、という過程の全体である。それはもっとも素朴な自己認識から、自己と他者と自然を含む「存在全体」の理性的認識過程である。」

理知的な努力をこつこつと積み重ねて歩む道にまちがいがないと勇気付けられました。

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