よく「日本の官僚支配」という言い方がされますが、マスコミ情報だけでは「政治によるコントロール」とか、物言いが大雑把で抽象的なレベルにとどまってしまいます。
この本のように歴史を追ったきちんとした観察に立脚した構造描出をしているものは稀有なのではないでしょうか。
政治や経済、技術の世界とは異なり、官の構造は戦争前後で変わっていない、は一つの大きな物の見方の軸になります。
最後の方の、「歴史主義の貧困」の内容は驚きました。前後とトーンが違っていたこともありますが。
絶望を通り抜けた優れた見識を持つ者のみが到達できる境地なのだと思います。
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