「技術の目利き」になろう・・いい言葉でしたね。
先端技術+現場改善で「脱」成熟産業へ・・いいコンセプトですね。
2008年10月27日月曜日
2008年10月25日土曜日
山口一男「ダイバーシティ」読みました
やや驚きました。
後半の「ライオンと鼠」の教育劇からは示唆がたくさんありました。
「『自分が悪かった』と誤ることが、日本では当事者たちの感情的な和解を目的とするのに対し、アメリカでは損害の賠償責任を認める行為となる、といった日米の文化的相違(Hiroshi Wagatsuma and Arthur Rosett[1986]"The Implications of Apology: Law and Culture in Japan and United States," Law and Society Review,20:461-498)
「恥には内面的側面と外面的側面がある。内面的側面は、何を恥と感じるかのもととなる道徳が、内面化され、個人の価値観となる場合である」
「彼ら(=チャップリンとジョン)は中学生・高校生を対象とする制御された心理実験によって、自尊心を高められたり低められたりするように条件づけられることで、物質主義的傾向が強まったり弱まったりすることを確かめた」(Chaplin, L. N. and D. R. John[2007]"Growing up in a Material World: Age Differences in Materialism in Children and Adolescents, "Journal of Consumer Research, 34: 480-493)
後半の「ライオンと鼠」の教育劇からは示唆がたくさんありました。
「『自分が悪かった』と誤ることが、日本では当事者たちの感情的な和解を目的とするのに対し、アメリカでは損害の賠償責任を認める行為となる、といった日米の文化的相違(Hiroshi Wagatsuma and Arthur Rosett[1986]"The Implications of Apology: Law and Culture in Japan and United States," Law and Society Review,20:461-498)
「恥には内面的側面と外面的側面がある。内面的側面は、何を恥と感じるかのもととなる道徳が、内面化され、個人の価値観となる場合である」
「彼ら(=チャップリンとジョン)は中学生・高校生を対象とする制御された心理実験によって、自尊心を高められたり低められたりするように条件づけられることで、物質主義的傾向が強まったり弱まったりすることを確かめた」(Chaplin, L. N. and D. R. John[2007]"Growing up in a Material World: Age Differences in Materialism in Children and Adolescents, "Journal of Consumer Research, 34: 480-493)
2008年10月19日日曜日
岩井克人「M&A国富論」読みました
そこで「美人投票」的風土に留意しながらの政策立案です。
国富の観点から良いM&Aと悪いM&Aを峻別し、前者にインセンティブを与えて誘導するというもの。
すばらしいアイデアですね。
ただまあ、肝心要は富山氏(たぶん三品氏も)の主要関心事である経営者能力なのですが。
国富の観点から良いM&Aと悪いM&Aを峻別し、前者にインセンティブを与えて誘導するというもの。
すばらしいアイデアですね。
ただまあ、肝心要は富山氏(たぶん三品氏も)の主要関心事である経営者能力なのですが。
橋本治「小林秀雄の恵み」読みました
日本人は「空白」を動因とすること、これはもしかしたら河合隼雄先生の「中空構造 日本の深層」と同じ事を焦点にしているかも、と予感しました。
自主独立と互譲互助を核とした人間の成長も、「空白」を埋める動機でと理解できるかも知れない。そういう心象風景から立ち現れてくる「他者」なり「社会」のあり様というものが、日本の独自性といわれるものに投影しているのではないか。「美人投票」的土壌の日本、感染動機の強い日本、「空気を読む」日本・・・。それらに「神の目」「鳥の目」は希薄なのです。
自主独立と互譲互助を核とした人間の成長も、「空白」を埋める動機でと理解できるかも知れない。そういう心象風景から立ち現れてくる「他者」なり「社会」のあり様というものが、日本の独自性といわれるものに投影しているのではないか。「美人投票」的土壌の日本、感染動機の強い日本、「空気を読む」日本・・・。それらに「神の目」「鳥の目」は希薄なのです。
2008年10月18日土曜日
エリヤフ・ゴールドラット「ザ・ゴール」読みました
いまさらという感じで遅いのですが。
題名からして、MBOか何かの話かなと勝手にイメージしていましたが、製造業の、それも本質はトヨタ式生産方式の話だったので驚きました。
「スループット会計」や在庫の話は、田中先生のJコスト論を学んでいたのでスムースに理解できた気がします。
(財務)会計に、既存の概念で言えば「回転(率)」(=時間)の問題をきちんと位置づけることでリアリティに近づくことができるストーリーと理解しました。
訳者あとがきで、著者が日本語版出版を遅らせた理由、すなわち「部分最適が得意な日本にこの全体最適のコンセプトを普及させたら大変なことになる」とのコメントにも感じ入りました。
題名からして、MBOか何かの話かなと勝手にイメージしていましたが、製造業の、それも本質はトヨタ式生産方式の話だったので驚きました。
「スループット会計」や在庫の話は、田中先生のJコスト論を学んでいたのでスムースに理解できた気がします。
(財務)会計に、既存の概念で言えば「回転(率)」(=時間)の問題をきちんと位置づけることでリアリティに近づくことができるストーリーと理解しました。
訳者あとがきで、著者が日本語版出版を遅らせた理由、すなわち「部分最適が得意な日本にこの全体最適のコンセプトを普及させたら大変なことになる」とのコメントにも感じ入りました。
2008年10月17日金曜日
ロバート・ライシュ「暴走する資本主義」を読みました
宮台真司先生、堀内進之介先生の「近代とはいかなる時代か-ロールズとウォラーステイン-」を聞いた直後だったので、グローバル化についてはほとんど同じ認識の文脈をたどりながら、最後、企業のCSRについては、それを注目すべき現象とした上で、「期待できない」と言明していたのが印象的でした。
宮台・堀内両先生の方が個人の実存へコミットしている度合いが強いので、違った結論になるのだろうと思いました。
さて、「たまたまの偶然で強い立場となった者は弱き者を助けることが義務である」命題を、これからいろいろな角度から考えていきたい、と決意したいです。ライシュの言うとおり、単純に「企業ステーツマン」に戻ろうではつまらないし、説得力もないと思うので。そうです、「再帰性」がキーワードです。
宮台・堀内両先生の方が個人の実存へコミットしている度合いが強いので、違った結論になるのだろうと思いました。
さて、「たまたまの偶然で強い立場となった者は弱き者を助けることが義務である」命題を、これからいろいろな角度から考えていきたい、と決意したいです。ライシュの言うとおり、単純に「企業ステーツマン」に戻ろうではつまらないし、説得力もないと思うので。そうです、「再帰性」がキーワードです。
2008年10月15日水曜日
三品和広「戦略不全の因果」読みました
講演と違った印象を持った点。
「事業立地」について、固有の能力が必要であることを強調されていたこと。
仕事、実務の積み重ねではそこに至れないこと。
デルタ地帯のような写真が印象的でした。
俯瞰ということが大事で、だからあっちこっちを「ぷらぷら」することが肝要とのこと。
こうなると経営者の意図的作りこみという論題がクローズアップされてくる。
それは「エリート」選抜というイメージとは違う。
あと、逆三角形の構図も印象に残りました。
しかし、何と言うか、そういう「ある種の快楽」に触れてしまうと、実務が軽く見えてきてしまいます。
いけないことなのでしょうが、・・。
「事業立地」について、固有の能力が必要であることを強調されていたこと。
仕事、実務の積み重ねではそこに至れないこと。
デルタ地帯のような写真が印象的でした。
俯瞰ということが大事で、だからあっちこっちを「ぷらぷら」することが肝要とのこと。
こうなると経営者の意図的作りこみという論題がクローズアップされてくる。
それは「エリート」選抜というイメージとは違う。
あと、逆三角形の構図も印象に残りました。
しかし、何と言うか、そういう「ある種の快楽」に触れてしまうと、実務が軽く見えてきてしまいます。
いけないことなのでしょうが、・・。
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