2008年4月7日月曜日

ものづくり寄席 所感8

2008/1/10 邊見敏江氏「イトーヨーカ堂の経営の特徴と現場事例」

小売業の分野で日本の労働生産性が低いのはなぜなのでしょうか。あまりに高速度のPDCAの原因でよく言及されるのは日本の顧客の特殊性。というか、顧客の性質の歴史というか「できあがりかた」みたいなことですが・・。「もってけドロボー」みたいな会話はかつて米国ではあったのだろうか。顧客というより顧客と小売業主との関係というところですが。宮台真司先生は「生活世界」と「システム世界」という概念を使われますが、当然にビジネスのバリューチェーンへの親和性が高いのはシステム世界のはず。根本問題はそのあたりにあるのではないか。藤本先生が冒頭の講義の中で、たぶん米国在住時の生活者感覚も根拠にしながら(「あんなのがサービスか?」みたいな」)、日米の小売業を同じ土俵で比較することそのものに対する違和感を表現されていたことも引っかかっています。お話については、イトーヨーカ堂のあまりに早い組織能力革新の実態に、ただ頭が下がるばかりでありました。

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