2008年4月5日土曜日

ものづくり寄席 所感7

2007/12/20 小川紘一「なぜ我が国のエレクトロニクス産業は内弁慶なのか」

藤本先生のコンセプトを基本フレームとしながら、現実の詳細な観察から、「製品アーキテクチャは時間とともにモジュラー型へ向かう」と厳しい見方を示され、唸らされた。では、擦り合わせに強い日本の製造業の先行きはやはり厳しいのか・・。アーキテクチャのみに着目すればその通りなのかも知れない。であるから、肝心要の「設計情報」の創造地点で優位性を生み出し続けなければならない。ではそれを担保するものは何か、と考えると、組織能力を鍛えるところに戻るのだろう。考えてみれば、バリューチェーンの全域を支配しながら組織能力で競争優位に立つというのは、石油の商売で出光佐三店主の意識した姿そのものではないか。日本の国益とか、人間の真に働く姿の追求とか、店主の目線はもっと高いところにあるのではあるが。

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